2020年12月31日、日本中が固唾をのんで見守った嵐の活動休止前ラストステージ『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』。東京ドームから生配信されたあの歴史的な一夜から歳月が流れた現在も、ファンの間で色褪せることなく語り継がれているのが、嵐の背中を支え、共にステージを駆け抜けたバックダンサーたちの熱演です。当時ジュニア(旧ジャニーズJr.)として参加した彼らは、単なる引き立て役にとどまらず、嵐の21年間の集大成にふさわしい凄まじい気迫とパフォーマンスを披露しました。 2026年現在、当時のバックダンサーを務めたメンバーの多くがメジャーデビューを果たし、あるいは各シーンのトップランナーとしてエンタメ界を牽引しています。彼らはあの日、どのような想いで嵐と同じ板の上に立ち、どんな言葉を交わしたのでしょうか。公式映像や当時の関係者証言、タレント本人の手記をもとに、豪華出演陣の全貌と感動の舞台裏を徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
要点1:ラストライブのバックはTravis Japan、HiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、Jr.SP、IMPACTorsなど当時の精鋭ジュニアが集結した。
嵐のバックダンサーといえば、かつてはM.A.D.やMade in J、宇宙Sixといった職人肌のダンスユニットが長年支えてきた歴史があります。しかし、活動休止前の大舞台となる本公演では、嵐自身が「自分たちの背中を見て育ち、これからの時代を担っていく後輩たち」を明確な意志を持って指名・抜擢した編成となっていました。 『Do you...?』や『A・RA・SHI』などの定番曲で見せた一糸乱れぬ群舞は、嵐5人の圧倒的なオーラと共鳴し、配信画面越しにも凄まじい熱量となって視聴者へ伝わりました。
『This is 嵐 LIVE』の生配信が終了した直後、東京ドームのバックステージでは、メディアのカメラが入ることのない極限の感情のドラマが繰り広げられていました。後にタレントたちの公式ブログや雑誌インタビュー、テレビ特番で断片的に語られた手記からは、現場の張り詰めた空気と熱い涙の真相が浮かび上がってきます。 特に象徴的だったのが、長年嵐のツアードームに帯同し、薫陶を受けてきたTravis Japanのメンバーたちの姿でした。 本番中の終盤、嵐がファンに向けて一人ひとり挨拶を行い、『The Music Never Ends』『Love so sweet』を歌い上げる場面では、ステージ袖に待機していたジュニアたちの多くがすでに涙をこらえきれなくなっていました。 Travis Japanの川島如恵留や宮近海斗は、後のインタビューで「嵐の皆さんの後ろ姿が眩しすぎて、視界が涙で滲んでしまわないように必死だった」「嵐という巨大な船が港に錨を下ろすその瞬間、同じ空間にいられた誇りと、いなくなってしまう寂しさが同時に押し寄せてきた」と当時の心情を生々しく吐露しています。 ライブがすべて終了し、ドームの照明が落ちた後、嵐の5人はバックを務めたすべてのジュニアの楽屋を訪れました。そこで行われたのは、嵐からの温かい感謝の言葉と、記念のネーム入りギフトの手渡しでした。 大野智が優しく肩を叩き、櫻井翔が一人ひとりと目を合わせて「これからも頼むぞ」と声をかけ、相葉雅紀と二宮和也が笑顔で場の空気を和らげる――。そして松本潤は、全力を尽くしたジュニアたちを一人ずつ抱きしめたと伝えられています。 過酷な稽古とプレッシャーを乗り越え、嵐の看板を背負って踊りきった後輩たちの目から堰を切ったように溢れ出した涙は、単なるセンチメンタリズムではなく、「偉大な先輩からバトンを受け取った覚悟」の証拠でした。